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内視鏡機器の紹介



最新機器

1. 最新の内視鏡システム

オリンパス社「EVIS X1」
東名高速道以北の浜松市内クリニックでは初) ※1
→鮮明な画像で病変を見逃さない

2. AI(人工知能)診断システム

オリンパス社 「EndoBRAIN-EYE」
(静岡県で初導入) ※2
→人とITの協調作業で病変を見逃さない

3. 画像強調機能+ズーム(拡大)機能

→病変の質まで診断

4. 最新ナビゲーションシステム

オリンパス社 「UPD-3」
(浜松市内2台目) ※3
→体に負担の少ないスムーズな大腸内視鏡検査
1+2+3+4=大学病院・総合病院クラスの検査が可能

1. 最新の内視鏡システム オリンパス社「EVIS X1」を導入
オリンパス社の最上位機種である最新最先端内視鏡システム「EVIS X1」を導入しました。
浜松市内のクリニックでは数台のみです。(東名高速道路以北では当院だけ)

1-1.鮮明な高解像度画像
4K高解像度画像による詳細な観察が可能。
従来品との違いに院長は驚愕しました。
こう例えれば分かりやすでしょうか、
”昭和のブラウン管テレビと令和の4K液晶テレビ”くらいの違いです。
特筆すべきは経鼻細径内視鏡の画質が大幅にUPしたことです。
従来の経鼻内視鏡は画質が悪く、胃“がん”の早期発見のためにはお勧めできませんでした。
超早期”がん”の発見は微細な所見を見逃さないことが大切なのです。
同時に発売された最新の細径内視鏡「GIF-1200N」も導入し経鼻での胃カメラ検査でも高精度な検査が可能になりました。

従来品

「EVIS X1」+「GIF-1200N」


1-2.多彩な画像強調機能
NBIモード
粘膜表層の毛細血管や微細構造が強調表示され病変の拾い上げに威力を発揮します。
従来から搭載されている機能ですが、従来品のNBIモードは画面が暗くなってしまうのが難点でした。「EVIS X1」ではNBIモードでの観察でも鮮明な画像が得られるようになりました。

通常観察

NBIモード

TXIモード
早期”胃がん”の発見は粘膜の微妙な凹凸と色調の変化を見逃さないことが大切です。
TXIモードは「明るさ」「構造」「色調」を同時に補正し微妙な凹凸と色調の変化を強調します。
「EVIS X1」だけの新しい機能です。


2. 静岡県内初のAI(人工知能)診断システムを導入
このところAI(人工知能)というワードがあらゆる場面で登場するようになりました。そしてとうとう内視鏡診断にもAIが取り入れられました。オリンパス社endoBRAIN-EYEが静岡県では初登場です。
内視鏡検査中の画像を AI が解析し、ポリープ・がんなどの病変候補を検出しリアルタイムで警告します。
決してAIに頼ることが目的ではありません。
医師とAIとの協調作業によりお互いを高め合い、病変の見落としを限りなくゼロに近づけて患者様の健康を守ることが目的です。

コンピューターは人間を超えないと言われた将棋の世界もAIが人間を凌駕しました。今となってはAIを使った将棋研究が当たり前になり、AIにより将棋研究は加速したと言われています。
まったく同じことだと思います。


3. 画像強調機能+ズーム機能で腫瘍の質まで診断
上で紹介した1. 鮮明な4K画像 と画像強調機能 + 2. AI(人工知能)により正確な病変の発見が可能です。
当院はさらに内視鏡ファイバーにも徹底してこだわりました。
総合病院で勤務していたときと同じレベルの観察・診断をするために拡大観察機能をもつ高性能な内視鏡ファイバーを導入しました。
NBI、TXIといった画像強調機能は拡大観察をすることによってこそ威力を発揮するからです。

腫瘍性病変を顕微鏡のように拡大して観察すると粘膜表面の微細な血管や構造が捉えられ病変の状態が分かります。
通常の内視鏡では見えません。
良性なのか、悪性なのか、良性であれば悪性化の危険性はどの程度なのか、悪性であれば内視鏡で切除が可能な早期病変なのかどうか、などが判断できます。
病変を見逃さないのは当たり前、さらに一歩先へ!

大腸早期がんの見極め例です。

通常観察

NBI拡大観察

10mmちょっとのそれほど大きくないポリープです。ポリープを取るだけなら内視鏡切除は容易でしょう。
ところが拡大観察により外科的切除が必要と判断しました。
腹腔鏡で腸管を切除するとすでにリンパ節転移がありました。リンパ節転移は外科的な腸切除が必要な“進行がん”です。
再発なく経過中です。

通常観察

NBI拡大観察

もっと大きなポリープです。
しかし拡大観察をすると、内視鏡切除が可能な“早期がん”と判断しました。
内視鏡切除の結果は表面の一部にだけ“がん”が存在し内視鏡的に根治切除となりました。

4. 最新ナビゲーションシステム「UPD-3」

患者様へ挿入中の大腸カメラがどんな形でどこを通過しているのか、経験からほぼ把握できます。
しかし極めてまれですが挿入中の内視鏡の形状が把握できないような“挿入困難”な患者様がいらっしゃいます。
腸回転異常症、頻回の開腹手術歴による強固な癒着、逆に腸管の固定がとても緩くて長いなどです。
UPD-3は挿入中のカメラがどんな形状をしているのかリアルタイムで画面に表示し、カメラの挿入をアシストするシステムです。
当クリニックで検査を受けていただくからには100%の挿入率を目指したい、そのために導入したシステムです。
もちろん、患者様の体の負担の軽減にとても貢献する器機です。
浜松市内での導入は2台目となっています。



※これらの高価な最新内視鏡システムを使用しても患者様には余計な経済的負担は一切ありません

※1,2,3 2022年4月時点